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ノート指導を通した生徒とのコミュニケーション

本棚の整理をしていたら,本にはさんであったノートのコピーを見つけました。
ご覧ください。



記憶の糸をたどると,これは1991年に中学3年生の米倉さんがノートの4ページ目に書いた英文日記のようです。
おそらく≪まだまだ若い≫H.S先生に見せるためにコピーしたものでしょう。

それにしても,なんと伸びやかな日記でしょう。
分からない単語や表現は大胆にすっ飛ばして日本語のままにし,間違いを恐れている雰囲気が微塵も感じられません。
かわりに,学校での出来事を生き生きと表現しています。
英語を使って自分の思いを伸び伸びと伝えています。

私にとってノート指導は,生徒に学習の進め方を示し,確実に力を付けさせる手だてとして,非常に重要な意味をもっていました。
同時に,生徒のノートに丹念に目を通しながら,感じたことやちょっとした励ましを書き込むことによって,生徒とのコミュニケーションを円滑に行う貴重な場でもありました。

教科通信で紹介した板書コピー例(中学2年生4月) be good at --



板書する際は,場面が生き生きと目に浮かぶように私自身必ずイラストを描くことをルーティーンとしていました。
そして,生徒にもそのイラストを書き写すように指示していました。
ここに紹介した例では,板書されたイラストを写すことに飽きたらず,オリジナルのイラストに描きかえて楽しんでいます。
なんといっても楽しく,また,英文に血を通わせることになるのですから,これもありだということで,紹介したわけです。

教科通信で生徒のノートを紹介し,意欲を喚起する

まず,1989年『MasudaStreet』第13号をご覧ください。
 

当時の夏休みの課題に私自身びっくりしました。
生徒もよく頑張りました。
30枚のノートを2冊,つまり120ページを使い,自分なりに工夫して英語を学習する-これが夏休みの課題です。

評価も枚数分,つまり60点分を定期テストにプラスしていました。
もちろん,個性的なノートや3冊に挑戦した生徒にはプラスαを与えていたはずです。