tanbowaii's world
HOME > ものづくり・旅 > 初夏の函館を満喫

初夏の函館を満喫

2010.06.26土-2010.06.27日 初夏の函館を満喫

「大人の休日倶楽部」を利用した,一泊二日の函館の旅。
初日は快晴に恵まれ,「はやて」の車窓には,わずかに残雪の残る岩手山がくっきりと姿を現しました。
八戸駅で鮮やかな緑色の「スーパー白鳥」に乗り継いで,青函トンネルを通過して,昼過ぎに函館に到着。
「スーパー白鳥」の乗車口には本州と北海道の地図が,座席には青函トンネルを通過する際の時刻表が掲示されていました。
駅前から路面電車に乗り,まずは宿泊先へ。
電車の運転士さんの席のすぐ後ろに,聴覚障害者や外国人に配慮した「筆談具あります(Tram driver has a pen and a memo pad to communicate with.)」
の掲示。函館市の意識の高さを感じました。
下車した「十字街」の交差点を通過する函館バスには,黒地に白と赤の文字で「手をつなぎ大きな輪になれ-暴力追放」のラッピング。
その迫力はなかなかのものでした。

    

    

    

少し遅めの昼食を朝市で食してから,路面電車に乗って「五稜郭公園前」で下車。
五稜郭公園の手前の「北海道新聞社」の敷地に青年二人のブロンズ像。さらに5分ほど歩いて五稜郭タワーに到着。
函館みやげがところ狭しと並んだ売店。その店頭には,「烏賊の街-函館」にちなんだ前掛けやTシャツが。
標高90mの展望台からの眺望も最高。整然とした五稜郭公園の輪郭もくっきり。
五稜郭公園中央に建築中の函館奉行所も夏休みの公開に向けて,仕上げ作業が急ピッチで行われていました。
その後,はこだてピールを経て,ベイエリアの赤レンガ倉庫群を散策しました。

    

    

    

宿で少し早めの夕食を済ませてから,大三坂を登り元町教会やハリストス正教会,聖ヨハネ教会などめぐりながら,函館山登山バスのバス停に向かいました。
バスは思いのほか空いており,ガイドさんの案内に耳を傾けながら,途中の眺望を楽しみながら,頂上に向かいました。
頂上に着いてびっくり,まだまだ薄暮というのに人,人,人で埋め尽くされた展望台。
写真撮影に適した場所はすべて高価なデジカメを抱えたマニアに占有されていました。折しも今日は,函館の夜景と月食が同時に見られる特別な日だということでした。
とりあえず,遠くに優しい稜線を見せる駒ヶ岳を撮影。その後,一番高い展望台で粘ること1時間あまり。次第に鮮やかさを増す夜景をデジカメにおさめました。
あまりの人混みに,函館の光を使って少し遊んで気を紛らしました。
登山バスで再びふもとへ,ライトアップされた教会群を訪ねながら,宿まで夕涼みを楽しみました。

    

    

6月27日(日),函館二日目。

少し早起きして,6時30分に朝の散歩に出発。風もなくさわやかな空気の中を,旧函館区公会堂や元町公園,旧イギリス領事館(開港記念館)などを巡りました。
朝食後,9時に開館する旧函館区公会堂に再び向かいました。受付で手荷物をあずかってもらい,しばしタイムトリップを楽しみました。
旧イギリス領事館のバラ園に足を伸ばした後,函館市北方民族資料館を訪ねました。
まだ早い時間だったためか,参観者は私たちだけ。資料館の職員の方にいっしょに回っていただきながら,アイヌをはじめとする北方民族の生活に思いを馳せました。

    

    

    

    

    

    

電停「末広町」から「函館駅前」,駅前からシャトルバスで「トラピスチヌ修道院」へ。
初夏のやわらかな陽射しを受けて,きれいに刈り込まれた芝生や植え込み,煉瓦積みの建物が,美しく輝いていました。
旅の最後に立待岬に立ち寄りました。フェンスにはめ込まれた烏賊のオブジェがお愛嬌。終点に入る電車。
駅ビルで土産(ペイストリースナッフルスのチーズオムレット)を購入し,15時半過ぎに函館を後にしました。
好天に恵まれた楽しい旅もおしまいです。