濃度問題もこれで楽勝-サトウのシーソー理論(解答編)
問2の解答
問2 12%の食塩水375グラムと24%の食塩水125グラムを混ぜると,何%の食塩水ができますか。
【シーソー理論で図を描いて解く方法】
求める濃度は,15%となります。
【方程式を使って解く方法】
375×12/100+125×24/100=(375+125)×a/100両辺に100をかけて,分母を払います。
375×12+125×24=(375+125)×a
4500+3000=500a
500a=7500
a=15
ほら,やっぱり15%になりました。簡単ですね。
問4の解答
問4 12%の食塩水aグラムと20%の食塩水bグラムを混ぜたら,14%の食塩水が200グラムできました。それぞれ何グラム混ぜましたか。
【シーソー理論で図を描いて解く方法】
1 食塩水の濃度12%と20%を,シーソーの両端にとります。2 つりあいの位置14%のところに三角を描きます。
3 支点をはさんだシーソーを長さを,できるだけ簡単な比で等分します。
※ ここでは,12%,14%,20%なので,1:3となり,シーソーを4等分します。
4 できた食塩水200グラムを4等分(シーソーの目盛分)し,おもり一つ当たりの重さを確認します。
※ ここでは,200グラム÷4=50グラム。Cは50グラム。
5 12%の食塩水は150グラム,24%の食塩水は50グラムであることが分かります。
【方程式を使って解く方法】
12%の食塩水の量をaグラム,20%の食塩水の量をbグラムとします。① a×12/100+b×20/100=200×14/100
② a+b=200
①の両辺に100をかけて,分母を払います。
③ a×12+b×20=200×14 …①より
④ b=200-a …②より
④を③に代入する。
a×12+(200-a)×20=200×14
12a+4000-20a=2800
-8a=-1200
a=150
b=200-150=50
ほら,やっぱり12%の食塩水は150グラム,20%の食塩水は50グラムとなりました。簡単ですね。