tanbowaii's world
HOME > 英語教育 > 4月に行うノートづくりの指導

4月に行うノートづくりの指導

英語のノートの作り方

生徒にとってノートは最高の参考書でなければならない。

社会のグローバル化の進展とともに,実践的なコミュニケーション能力の育成を求める社会的ニーズが高まっています。
「聞くこと」「話すこと」を重視する指導の必要性が一層強調されるようになり,授業の中で書いたり,まとめたりする時間を確保することが,日に日に難しくなっています。
いきおい,市販のワークブックに頼ったり,即席のワークシートを使ったりして,授業の効率性を追求しがちになります。
しかし,中学生の発達段階を考えると,新しい学習内容についてじっくり考えたり,友だちの考えに耳を傾けたり,自分なりの表現に挑戦したりして,学びを深める時間はやはり必要です。
授業の中で,自分の五感を通して学んだことをノートに表現する時間,家庭でノートに向き合う時間を,是非確保したいものだと思います。

夜,部屋でノートを開くと,授業の場面がふッとよみがえってくるような,そんなノートづくりを心がけたいものですね。

生徒が,先生の説明を耳と心で聞き,板書を目で確認し,口に出して発音し,手を使ってていねいに書き取っていく。
ノートに整理しながら,あるいは書き写しながら,今まで自分の中にかたちづくられてきた英語の体系とかかわらせながら,ひと回り大きなネットワーク・体系を築いていく。
ノートの4ページ目には,今日習った表現を使って,自分が感じたことや考えたこと,友だちや家族のことなどを,英語で自由に表現してみる。
先生や友だちとの温かい絆を心で感じながら。

そして,点検後のノートには,先生の温かいメッセージを添えられている。

ノートを介して温かいコミュニケーションが交わされる,そんなノートづくりをさせたいものです。

ノートづくりを大切にするためのガイダンス

(1) 毎年授業開きで行うガイダンスで,ノートづくりの大切さを確認します。
(2) 教科書は1つのパートの学習に,ノート4ページを使います。
(3) 余白はたっぷり,家での復習や,定期考査前の練習にドンドン書き込めるゆとりのスペースも貴重です。

今年も英語を楽しく。基礎・基本を大切に,「わかる英語」で攻めていきます。

●ノートのつくり方●



P.1                           P.2




P.3                           P.4


ノートの評価が占める割合は非常に大きい。

A○=10点 / A=10点 / B○=5点 / B=5点 / C=0点 / 未提出=-5点

評価の目安は次のとおり。

A○ P.1~P.3まできちんと整理しており,P.4にも楽しく取り組んでいる。10点
A  P.1~P.3まできちんと整理している。10点
B○ P.1~P.3までほとんど書いているが,P.2本文の意味を書いていないなど,一部不十分である。 5点
B  P.1~P.3のうち,2ページがきちんと整理しているもの。 5点
C  P.1~P.2が間に合わず,P.3の授業の部分だけ整理しているもの。 0点
D  ノートを未提出の場合。-5点